郊外の古民家でよく見かけられる土間に設置された洗面、トイレ、浴室。室内から各箇所へは、40センチの段差を降りて、履物をはいて行かなければならない。88歳のおばあちゃんはまだまだ元気だが、元気なうちにこのスペースをリフォームしたいとお声をかけていただきました。
リビングキッチンとの40センチの段差解消はもちろんのこと、できるだけ予算を抑えて洗面、トイレ、浴室のリフォームをしてほしい。
全体の予算を考慮し、なるべく間取り変更や柱の移動を少なくしシンプルな造りを心がけました。
全面土間だったスペースの床を上げて段差解消。
防水性の高いクッションフロアを貼りました。
照明はダウンライトを3灯配置し、十分な明るさをキープ。全体的に暗かった土間スペースが明るくて清潔感あふれる洗面空間に生まれ変わりました。
トイレは今まで通り2室ご用意。キッチンに近い方のトイレはおばあちゃん専用。手すりを3本取付けました。もう片方が息子さん夫婦用。
汲み取りだったトイレが清潔感溢れる水洗シャワートイレに生まれ変わりました。
お客様のご予算を考慮した上で、いかに快適な空間を作り上げるかをテーマにしました。
間取りを大きく変えると費用がかさむので、なるべく間取りを変えずに従来の柱を活かしました。
昭和45年に地元の木を伐採して建てられた家だけに柱の太さが各所で微妙に異なっていたため、壁作りにあたり大工さんに苦労をかけましたが、おかげさまでスッキリ広々としたアメニティスペースを作り上げることができました。
去年、近くに住まいを構える次男がLIXILリフォームショップ 宮野商事さんでリフォームし、その変わり映えに驚かされました。
もともと私の元気なうちに水廻りをリフォームしたいと考えておりましたので今回紹介を受け、依頼させていただきました。
予算のことを含めて、私の要望を十分に取り入れていただきまして大変満足しております。
特にお風呂は手すりをたくさん取り付けていただきましたので、安全に入浴できるようになりました。
ひ孫が時折遊びに来るのですが、以前は土間に降りることを嫌がり、トイレに行くことを怖がっていましたが、今は喜んでトイレに行くようになりました。リフォーム後はひ孫の遊びにくる頻度が明らかに増えました。