多様化するエネルギー。ここではその一部をご紹介いたします。
燃料電池
燃料電池は、クリーンエネルギーであるLPガスから「水素」を取り出し、空気中の酸素と化学反応させることにより「電気」を作り出します。
その発電過程で出る熱(排熱)を有効的に活用し、お湯を作る熱源として利用する「一台二役」のコージェネレーションシステムです。
燃料電池で一年間発電した場合、従来の発電方式と比較すると地球温暖化の要因となる「CO2」の排出を約40%削減することができます。発電時に生まれる「熱」でお湯を作りますので、お湯を作ることに対してCO2の排出はゼロ。また大気汚染の原因となる「チッ素酸化物(NOx)」がほとんど出ません。
深刻な環境問題に対し、これからのLPガスの新しい有効な利用法と言えます。
水素エネルギー
福岡水素エネルギー戦略会議では、環境にやさしい水素エネルギー社会を世界に先駆け実現するため、「福岡水素戦略(Hy-Lifeプロジェクト)」を展開しています。
「福岡水素戦略(Hy-Lifeプロジェクト)」に基づく社会実証の第一弾として、
JX日鉱日石エネルギー株式会社,西部ガスエネルギー株式会社と共同し、家庭用燃料電池システムを集中的に設置する「福岡水素タウン」を整備しています。
「福岡水素タウン」の対象となるのは糸島市の南風台団地・美咲が丘団地で、この地域の150世帯を対象にLPガスを燃料とする家庭用燃料電池を平成20年度中に設置し、約7年間にわたり省エネ効果などを検証しています。
家庭用燃料電池を100世帯を超える規模で集中設置するのは、世界初の取り組みとなります。